天日干しと通常呼ばれている作業は
今は、ハウス干しの事なんだけど
本当の天日干し=露地干しに変えてから
天気予報が毎日の日課になりました。
やはり ハウスの中で干していた時より
手間がかかりなかなか作業工程が段取りよく
今までのように早くは干せませんが
それは人間の段取りの事であって
梅達は、その時間も 梅の働きを果たせますようにと
大切な熟成時間だと思えるようになってきた。
梅が大きく深呼吸しているように見えます。(笑)
近代化農業化していた農作業から
逆行して 昔に戻す 作業工程に変換していけたのも
無農薬・無肥料栽培になったからだろうなぁ~と
この農法は自分の生活のいろんな面が 変わるキッカケになった。
年老いた母には 申し訳ないけど
昔ながらの 薬と呼ばれていた頃の梅を作りたいから
やっぱり 最後の天日干しにまでこだわり続けたい。
土の上に 麻の布をひきつめた 天日干し作業場。
なぜ 麻なのか?と
農園に来られたお客様に聞かれる事が多くなった。
麻は電磁波を遮断したり、魔除けになったり、病原菌をよせつけないんだよと
教えてくれた方がいたので それを実行していると 話をすると
麻の不思議な話をまたいろいろと調べてくれて
私達に教えてくれるお客様もおられます。
本当にありがたいです。
日本人は 特に 麻には 昔からいろんなシーンに
深くかかわりがあるそうです。
現代の私達には知らない事が多いけど
日本人が 日本人としての役割を果たせますように と
そんな願いも込めて
今日も 麻の上に干した梅を コロコロと
ころがしながら 梅を干しています。
おおきに