もったいない

その言葉には、「モノ」に対する 尊敬があります。

 

ノーベル平和賞を受賞したケニア出身の 環境活動家 ワンガリ・マータイ女史が発した

「もったいない」

 

日本には、どうして物に対しての尊敬があるのでしょう?

 

それは、私達の祖先が

「あらゆるものに 命が宿っている」 その思想をもっていたからです。

物に対する尊敬の奥には、「神的な存在」を見ています。

「森羅万象に神が宿る」 「万物に神が宿る」

日本の伝統的文化の中に連綿と流れる本質を現した言葉です。

神道や仏教の考え方にも表れいます。

 

「森羅万象すべては神である」 という想いが

文化と言葉には反映されている。

それが 日本という国なのです。

 

もし 世界に日本語が なくなって

すべて 英語になってしまったら

もつたいない の 変わりに waste  無駄だ  save  節約する を 使う事になります。

そうなると 物に対する尊敬が失われ その奥にある 輝く命を感じる事はできなくなってしまうのです。

 

なるほど

奥深い所の 伝えたい想いの表現が出来なくなるのですね。