紀州南高梅を無農薬栽培で自然栽培しています。てらがき農園 寺垣みち子です。

こんばんは! 秋の風が急に近くなりましたね。

facebook に 三年前の自分の様子が表示されました。(びっくり)

そんな三年前の投稿を見てて、ほんまに皆さんに支えていただいての今日までの生活だったなぁ~と なんだか胸がいっぱいになりました。

三年前、薬効の梅を作りたい!そんな思いでご縁に導かれて四国で営業所を開く事になりました。

てらがき農園の梅は、嗜好品として選んでくださっているお客様ではなく、

身体を整えるために食べてくださっているお客様が多くて

その中でも 無農薬栽培の三年以上熟成させた梅のみで使って作る”梅の黒焼き”を作らせていただくようになってからは、何故か四国に行かなければと思うことが多々あったのです。

梅の栽培は、自然に守られて作らせていただいています。

黒焼きに作っていく作業の中で、作れば作る程 病気の為に食べている方や それを待ってくださっているお客様の様子を聞いていると、もっと私が出来る事ってなんなんだろう?と考えるようになりました。

ご注文くださっているお客様の様子をうかがっていると そのお客様が

もし私の祖母だったら?

もしその方が私の父だったら?

もしその方が兄弟だったら?

私はどんな行動をするだろう?と そんな事を思うようになり、

おばあちゃんが調子が悪いと聞けば どうかおばあちゃんが早くよくなりますように・・・と昔から祈っていたように

その方の為に どうか元気になれますようにと祈る事しかできません。

そう思いながら作らせていただくのと、何も思わず只モノとして見て作るのでは 絶対違う!と信じているのです。

子どもの頃からの環境でしょうか? お日様やお月様、山や樹木 農業をいとなむなかで

自然に手を合わせて祈る事が当たり前に育てきたので、私に出来る事は 日々、作らせていただけるこの梅たちが、皆さんのお役に立てる働きができますようにと祈る事

そんな事が出来る環境がここでした。

和歌山県には高野山があり、 梅は空海さんが日本に持ってきてくれたありがたい薬なんやで~と祖母に教えて貰ってて その梅を守り伝えるにはやっぱりここでしょう! そう思いながら持ってきた荷物は、古いラジカセと南正文さんの絵とパソコンだけ (笑)

お茶碗からお箸 はたまたベッドまで(笑) いろんなモノを皆さんからいただき、なに不自由なく生活できています。

人生にやるべき事があるのなら たぶん私はこの事をしたかったんだろうなぁ~と

今までの中では考えられない事ばかりの三年間で、それらは、すべて梅の黒焼きが私に教えてくれた事でした。

まだまだ途中ですが、初心を忘れず どんな思いでその作業をしているのか?

それを日々問いかけながら作らせていただきたいです。

支えて下さっている皆さんに 本当に感謝です。  おおきに

2016-10-10

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