心と身体を整える梅をつくりたい てらがき農園 畑以外担当の うめこ です。

先日、光風流の家元 内藤正風さんに お花のお稽古をしていただく機会がありました。

iemoto

華道をならっていた記憶を あまり思い出したくない 自分。(笑)

お花を見ても なんか どこか ひっかかる 自分。

家元のお蔭で 自分がその事を 笑いながら手放せる機会をいただきました。

 

かって幽霊部員ですが かれこれ8年間は 習っていたと思うのに

まったくと言っていいほど 自分で活けれないし お花を見ていない。

なぜ、そんな私が その当時 8年もお花を習っていたのか?

忘れていた記憶をたどっていくと・・・・。

 

祖母が喜んでくれるから

お花を持って帰って おばあちゃんに活けて見せてあげたい!

ただ それだけだった。(笑)

お月謝を出して貰いながらも お稽古をせず、いつまでたっても自分で活けず

とにかくお花を先生に活けてもらって もって帰る。(笑)

年々ずる賢くなり 今日は用があるので この見本に活けた分をもって帰ります。と

見本のお花を引っこ抜いて もって帰ってくる。

習い事の所要時間 約5分

引っこ抜いていたお花とは 知らず、

「上手に活けれるようになったなぁ~」と 祖母が 大変喜んでくれた。

 

ますます やめにくくなり  かれこれ  8年

それでも 自分で活けれない。 (笑)

 

いつの間にか その記憶がでてくる要因を 自分で閉じ込める。

お花を見ると くるしい。

その時に、祖母をごまかしていた事を 思い出す。

そんなこんなで お花は私の周りには あまり ある事がない。

花を見ると その時の苦しい なんとも 言えない息苦しい気持ちが でてくる。

どんなに きれいなお花を見ても どこかが ひっかかる。

 

それなのに

光風流の家元さんとの お花のお稽古で

自分の中に何か違う風が吹いた。

ちょうど 習い事の事で悩んでいる 幼稚園と小学生の姪たちに そんな話をした。

 

どんなきれいな お花を見ても

自分がひっかかる事があると その時の事を思い出して

きれいやなぁ~と 感動できへんねん

心が苦しくなってしまうねん と 話をした。

 

習い事を やめたらアカンとか

おばあちゃんが悲しむからとか  だれだれに悪いからとか

自分以外の事で 気を使わんでも いいから

正直に選んでもいいんやで

祖母は 私に お花を見て 感動する気持ちを教えたかったのに

私は 違う方を向いてしまってたんやなぁ~

その当時の小学生の私には

祖母の気持ちがまったく 気がついていなかったなぁ~と

お稽古ごとの話をした。

翌日、

はい これ!

 

新聞紙に包まれた お花を渡された。

スーパーで買ってきてくれたらしい。

 

 

いつもなら 根が生えるほど ほったらかしていた 花瓶に

 

2016.3.272

姪たちの あったかい気持ちが活けられた。

今は、 お花をみると

なんとも言えない あったかぁ~い気持ちが 湧いてくる。

たとえ枯れている お花をみても (笑)

h3.28

 

いとおしくなる。

エクスマ塾で 体験の話を 何度も聞いているけれど

あっ! そういうことなんだ

体験を通してみる世界は

あまりにも 自分が思っていた世界とは違う。

なんか そんな事を 少し掴めた気がします。

 

家元 ありがとうございます。

そんな機会をいただきました。

 

 

しばらく留守にして帰ると

姪たちがくれたお花が おかえり と待ってくれていました。

3.30

思わず ただいま と 声をかけてしまいます。

 

スーパーでお花が買える事も 教えてもらいました。

 

もちろん アイスも買えます。(笑)

3.28

おおきに