お盆の送り火の日ですね。
所変われば 明日の地域もあるとか?
私達の村では、13日の夕方に迎え火をして、今晩が送り火です。
13日の夕方の 小学一年生の姪っ子と おばあちゃんの 会話を聞いていました。
: おばあちゃん なぜ 今日は玄関先で火を焚いているの?
「ご先祖様のおうちが ここですよ!と 照らしてあげているんやでぇ~
暗い夜道、明かりが無かったら 帰ってくる家が わからんやろう?
ここやで~ こっちやで~ と 松明を焚いて お迎えするんや。
1年に一度しか帰って来られへんから こうしてご馳走を お仏壇にお供えして帰って来られるのを待っているんや。」
: ほな早よ 火を焚いてあげて ちょっとでも 早く お家に帰って来れるようになぁ~
ほんで お帰りの火は ちよっとでも 遅く 焚いてあげて 晩ごはんゆっくり食べて 休んでから出発せんと 長旅は疲れるやろうしなぁ~
そんな会話を聞いてて、うれしくって 心が温かくなった。
狭い我家は、仏間にも子供達が寝ているので お盆中は、早朝6時半頃からお参りのお客様が来られるので早起きになります。(笑) 朝早くても子供達は嫌な顔をせんと お客様を迎えてくれているのを見て
ほんまありがたいなぁ~と 大人が反省する事ばかりです。
こんな子供達の会話を聞いてくれている ご先祖様は どれだけ うれしいだろう?(笑)
近頃は、ご先祖様や 氏神様や 村のお地蔵様や etc と そんな話が家族で通じなくなってきているっと聞きますが、、、、、。
私達は、この土地で農業をさせていただくには、そんな事を大事にせんと農業を続けさせてもらえないんやーと おじいちゃんが いつも教えてくれた事を こうして孫たちにも伝えていける環境が ほんまにありがたいです。
お参りに来てくれる親戚や お知り合いの方のお話しを聞かせていただくと そんな事を子供に教えて頂いている事がどれだけ ありがたい事なんやなぁ~と 改めて良くわかります。
今日は新仏様も 送り火で 日が暮れると 提灯を灯して海に送っていきます。
: 来年も元気に かえってきてほしいなぁ~。
送り団子を用意しながら 子供達とおばあちゃんの会話が ほんまにうれしいです。
いろいろあるけど 自然にお守りいただかんと 自分達だけで出来る農業やないから よけいに そんな事を大事に思わせていただける環境なのかも知れません。
思いやりを教えてくれるのが 農業の ありがたいとこなんやろなぁ~。
おおきに
無農薬の南高梅 てらがき農園